2日目(4月29日) 苦労のカルスト
 
 今日はやはり多少疲れが残り、一人でホテルという事もあり、のんびり9時過ぎまで寝ていました。 午後1時に埼玉から板さんが松山の駅まで新幹線を乗り継いでやって来るので待ち合わせです。 


ただ待っているだけではせっかく遠くまで来たかいもないので一人で松山城まで出かける事にしました。 見たところホテルから歩いてもいけるように感じたのですがフロントに聞くと無理との事なので急遽、チェックアウトして荷物まとめてバイクで行く事にしました。
城に着きロープウェイで松山城のある門まで行きます。
ところが松山城は半分近く工事用ネットをかぶっていて現在修復中との事。
お金を払い天守閣まで登りましたがなんと、下の景色が見えない! なんてこった事前説明を書いておけよ!と言いたい位でした。




一人で門をくぐって行ったらいきなり時代錯誤したおじさんとお姉さん二人が立っていました。 おーこれは写真撮られてお金取られるぞ! その手には乗るかと思っていたら「地元の観光協会のものです」ご一緒に写真とって差し上げますとの事。 
私は急に積極的な態度に変わりでは「お願いします。」とデジカメを差し出すのでありました。(笑)
でも二人のお姉さんが両脇にくると思いきや写真のようないらないおじさんが来てしまいました。 もう一人のお姉さんは写真係でした。 でもなかなかの記念.写真がとれました。 きっと一人の観光客は珍しかった事でしょう。


見学後、松山駅で板さんを待つことに、朝と昼を合わせた飯を食うことに。
お腹空いたので牛丼みたいなものを食べましたがもの足りないので駅の中のうどん屋に入って今回2杯目の讃岐うどんを食べました。 これはうまい。 立ち食いでもこんなに腰があるなんて。。
やっときました。 板さん登場です。 今回、私一人で四国ツーリングを企画していましたが、山の仲間の「流木焚き火の会」掲示板に「四国行くけど、みんなおいでよ。」と書き込んだところ一人予定の決まっていない板さんが引っかかりました?。 板さんとは毎年2回位、山・渓流つりの仲間4・5人で青森の白神山地を冒険に出かけます。 本人も車で行くものと思っていたらしくバイクと聞いてびっくりしていましたが、本人もバイクの中免持っていてタンデム経験者と聞いたので急遽、私の後ろに乗っかる事になりました。 
   「誰か40歳の独身男に嫁こない? やさしいよ。」 
私もこのバイクでしかも25年以上タンデムなんてした事がなかったので心配でしたが乗って慣れてくるとそんなに一人と変わらないようになりました。 但し、二人で150k以上ありますからバイクとあわせて400kです。 さすがに思いし、ブレーキかけた時は凄いGがあります。 今日の為にデイトナのタンデムベルトも買ってきたのでまだまだよかったと思います。 ただ走っている時の安定感はずっしりとして抜群です。

さあ、既に午後1時半を過ぎて今日の目的観光地「四国カルスト」です。 松山道の高速を大洲方面へ走りました。 
ところがです。 ここからがナビ(GPS)との格闘の末、信じられなくなったきっかけです。 町の中をわけが分からず松山インターチェンジまで で走っていくとナビがおかしな道を案内します。 そのまま高速にのるとなんかきた時の景色がなんとなくあるような。。そうです。逆の方面に高速に乗っていたのです。 次の料金所で理由を話したところそのままバックしていいとの事なのでUターンしてまた高速を走り始めました。 ナビはなんと高速ではなく一般道の道を案内していたのだと思います。

高速は四国ではあたり前みたいですが片側二車線ずっとあると思うといきなり一車線になり、なんと対向車も通るようになります。 遅い車が抜けないので高速の意味ありません。 確かに高速とは書いてありませんが。。。自動車道?


カルストへ行く途中の「竜馬脱藩への道」ところどころに坂本竜馬の通った軌跡が記念してあります。 実際には竜馬は土佐に生まれましたがほとんど京都、江戸にいたんですけどね。

やっとカルストが見えました。 でも天気が良くありません。 小雨がふりはじめたりと景色もなんだかどんよりしたかんじでしかも寒いときています。 高度も高いせいかぐるっと走って二人バイクから降りずに通り過ぎました。
写真もバイクからとりました。

夏に来るとキレイだろうな。 そしておいしい牛乳飲みたい。
ここからがたいへんです。 ナビ(GPS)については自宅からルートを決めてPCから転送してきたのですが、見ながら運転している最中に予想外な細い道をナビしたりするので看板をたよりに走ることにしました。 考えられない細い国道を通りくねくねしたワインディングを走ったりしている間に、なんと予定していたカルストから四万十へ抜ける最短ルートのつもりが山の反対の松山方面へ抜ける道へ出てしまいました。 地図と確認したら唖然! もう一度カルストを横断しなければならない。 しかも既に5時です。
なんでGPSの目的地の方角を確認しなかったんだろと後悔しましたがあとの祭りです。 気を取り直して同じカルストは抜けたくないので遠回りでも国道33号〜439号で山の斜面を走る事にしました。  四国の道は会うライダーがみんな言いますが、広い道が急に車1台通るのがやっとの道に狭まるのです。 飛ばしていると怖い思いをします。 また、今回、路面が濡れているし、道の真ん中には小石、砂利が落ちているしガードレールはないのは当たり前なので非常に気を使いました。 但し、八時までに宿舎へ入らなければならないので焦りました。 途中寒さのあまり私は電熱ベストを着て、板さんはズボンの上からカッパをはきました。 
これから温泉入っておいしいもの食ってという夢が消えそうです。 そしてやっと8時15分前に着きました。

ライダーハウス四万十

ドーム型ハウスみたいで部屋の屋根の下にバイクが置けます。 シャワーが付いていて布団はレンタルです。あわせて3000円/一人
食事はありませんがビール、カップ麺等実費で置いてあります。  


着いてチェックインすると直ぐに近くの温泉と食事へ真っ暗な道をバイクで行きました。 温泉は8時までだよ。という事で断念。 かえってシャワーを浴びる事に、食事は1件のみ空いている食堂がありそこで3杯目のうどん。(カレー味)をたべてハウスへ戻りました。 ハウスでビール飲みながら話していると団体さんが宴会していました。 隅でチビチビやっていると一人で広島からきたというおじさん?が着ました。 同じように道に迷って今ついてコンビニ弁当食べるとの事。 食べながら話をすると四国の道の事をやはり同じく感じてるらしく地図と実際の道はぜんぜん違うと言われていました。 確かにその通りです。 道に迷ってあたり前?かも知れません。 細い国道に目印のない交差点。。 GPSをもっと活用しよう。

今日は道に迷い。初めてのタンデムもあり前半ノンビリで後半は休む暇なく走りっぱなしでした。 後ろに乗ってた板さんもシンドかった事でしょう。 そして3日目