やっと長い高速道路を抜けて小杉ICをおりて能登半島の玄関口、氷見市へ行きます。 ところがついた時は6時過ぎと真っ暗になってしまいました。こんなに日が短かったっけ? 九月ですよね。 そして暗い中、海岸線沿いのキャンプ場探しです。 平日で空いています。なんか怖い位の海岸線の道路です。 ツーリングマップルからいくつかあるのが分かり、早速行ってみます。 松田江浜キャンプ場というところに行ってみました。 ところがどこにもありません。 自動販売機の明かりがあるので停まったところそこがキャンプ場でした。 恐る恐る場内を見たところ何かバイクのようなものと人影が。。。なんと闇の中から「こんばんは」と声が掛かりました。 ホットしてここに私もお世話になる事にしました。 食料を近くのコンビニで買い出して戻ってきました。 先客のバイクの方がいました。 良かった。 寂しくありません。 どうなることやらでした。 真っ暗でキャンプ場を探すのはホントにたいへんです。 先客は東京から白馬に移り住んでホテルのフロント係りをしているという益田さんでした。 ご自慢のハーレーに乗って3日間のキャンプツーリングをしているとの事。 また、白馬グリーンプラザではBMW白馬ミーティングでもお世話になっているショップさんもいるとの事です。 来年は是非お世話になりたいですね。 益田さんは地元の氷見で市場には間に合わなかったのですがスーパーで買った地元産の魚をたくさん買ってきていました。 勧められるままに私も頂く事にしました。 たいへんお世話になりました。 寂しく一人で飲んでレトルト食って寝る予定が一挙に宴会ムードになりました。 いろいろバイクの話やらキャンプの話やら話が盛り上がりました。 バイク経験も豊富で今はノンビリ、ハーレーに乗って下の道を走ってツーリングをしているそうです。 シーズンは休めませんが今は暇との事です。 酒を飲みながらなんと、舌平目、フク等をフライパンで料理して食べました。 これは酒の肴・魚としても絶品です。 ほんとにご馳走になりました。 海岸からは波の音がザー、潮風が心地よく吹いてきます。 ほろ酔い気分でシャワーと思いましたが今日はめんどくさいので軽く顔洗って寝てしまいました。 このキャンプ場ですが二人しかいないのになぜか後から管理人がお金を徴収しに来ました。 1000円払いました。 無料と勘違いして入ってしまいましたが、となりのキャンプ場がツーリングマップルにも載っている場所でした。 朝の曇り空の中のサンライズです。 昨日は飲みすぎと波の音であまり眠れませんでした。 益田さんはテント張らないで常設運動会のテントの下でマット引いて寝ていました。 これでも気持ちよく眠れたそうです。 とても暑い夜でした。 砂の上は柔らかくていいけど、テントに砂が入り風で砂が飛んできます。 べたべたした感じがあり少し不快ですね。 やはり温度の低い山が最高です。 朝食を食べに一緒に近くの市場と海鮮館が八時に開くので行ってみました。 行くと沢山のバイクが来ていました。 どこから来たんだろ? 海鮮館が開いたので魚介類を売っているのを見ていましたが食堂だけは開いていないので隣の市場に行ってみました。 すると市場の2階に新鮮な幸を使った料理(朝食)を食べさせてくれる店が朝5時から開いています。 これを待っていたんです。 「台船かぶす汁定食」¥1050です。 これは凄い、小さな鯛と蟹が入った味噌汁にお刺身とご飯がついてる漁師の食事です。 骨には苦労しましたが最高の味わいです。 ここに行ったら是非、朝食をとって下さい。 食後、ここで益田さんとお別れです。 これから下の道で温泉でも入りながら白馬まで帰るそうです。 ありがとう御座いました。 これからもまたご一緒しましょう。 たまには、こちらの掲示板にも遊びに来てください。 ここから能登を半周します。 青空で暑いです。 メッシュジャケット持ってこなかったのを後悔しました。 ひたすら海沿いの道路を走ります。 「能登島へ渡る橋」と「島の湯」で温泉につかります。 暑いのに温泉ですが昨日の海辺のキャンプのベタベタさと眠気が少し取れました。 そして能登のR249穴水から半島を反対側まで横断して輪島から能登金剛へ行きます。 能登金剛にある「琴ケ浜」 鳴き砂で有名で実際に砂浜に下りて砂を踏んでもキュキュと泣きませんでした。。 でもこの辺の景色は海の色と空の色とで最高でした。 「世界一長いベンチ」 ほんとにずっとベンチが続いています。 1346人が座ってギネスブックにも載っているそうです。 このへんの夕日が沈む頃が一番綺麗なところから作られたと思われます。 海岸も長く綺麗です。 「渚ドライブウェイ」 砂浜を車で走れる日本で唯一の道路です。 砂は硬くしまっていて80kで走っていても大丈夫ですが、少しすべるような気もして注意が必要です。 バイクを止めてスタンドをすると砂に沈んでいきます。 硬いところを選んで撮影しました。 途中に売店が並んでいて蛤やサザエを食べさせてくれます。 すかさず、蛤とジュースを注文して食べました。 美味でした。 ■ そして岐阜、白川郷から平湯温泉へ 能登半島ともお別れして北陸道から東海北陸自動車道を経由して白川郷へ行きます。 もう時間も既に2時を過ぎているので少し急ぎます。 でも余りにも暑い。 道路の温度計はなんと36度と書いてあります。 これでは真夏です。 自分としては今までやった事が余り無いのですがジャケットを脱いで半袖で今日はずっと廻っています。 おかげで両腕が真っ赤になりヒリヒリします。 高速もこれで走ったのでした。 やっと白川郷へ着きました。 高速を使ったので早く着きました。 4時頃に着いたので結構人も少なくなりつつありバイクで中の道も走れたので良かったです。 上の写真のようにバイクを止めて撮影も出来ましたし、歩いて散策もして見ました。 この辺の人は農業の傍ら、観光にも協力してとたいへんでしょう。 一番感動的だったのは藁葺き屋根の家ですがそれ以外に農道や民家の脇に流れている小さな川があるのですがそこが素朴でそこに岩魚や山女が泳いでいました。 水が澄んでいて気持ち良さそうでした。 こんな風景昔見た事があります。 実は私が生まれたのは藁葺き屋根の大きな農家の家でした。 近く小川で釣りをしたり田んぼで稲の中に魚が入ってきているのを捕まえたりと記憶があります。 今はそれから2代目の家にすんで変わりすぎて面影もありません。 凄くここにいると懐かしくなりたいへん感動的でした。 世界遺産に指定されているのでいつまでも残して頂きたいと思います。 白川郷からR360を通って高山・奥飛騨方面へ出ようと思ったらなんと土砂崩れで通行できないとの事。 やもうえず、距離は遠くなりますがR156と東海北陸道の一部を使って迂回して今日の宿営地・平湯キャンプ場を目指す事にしました。 遅くなりましたが今日も6時を過ぎてどうにか到着です。 ゲートのある安心したキャンプ場で感じのいい御兄さんが受付をしていました。 私はこのキャンプ場は15年前以来ですと伝えるといろいろこれまでの環境変化等を話してくれました。 そしてここは未だに直火で焚き火がOKとの事。 管理が行き届いている割には楽しみも理解しているんだと関心しました。 ところがサイトを見ると余り直火の跡も無く、ゴミも落ちていないことに気付きました。 受付時に近くの温泉「 平湯の森 」の割引で400円で一緒に入浴券も買えます。 平湯バス停の直ぐ近くの建物で男6つ、女7つの露天風呂が楽しめます。
早々にテント張ってから受付のお兄さんの言葉通り「ビールでも飲みながら歩けば直ぐ着きますよ」の言葉通り歩いて行きました。 でも結構距離があります。 料金所を越してから5分ですね。 次回はバイクで行きます。。。 温泉は泉質の種類もいくつか違い沢山の温泉を楽しめます。 また、広くて伸び伸びします。 ここはキャンプしなくてもこれから定番の「寄りたい温泉」の一つになりそうです。 昨日は暗くなってからキャンプ場へ着いたので分かんなかったのですが廻りは沢山のバイクのキャンパーばかりでした。 いったい何組いるんだろう。 バイカーには人気なキャンプ場ですね。 ロケーションと設営場所が最高です。 なんと斜め隣のソロキャンパーは女性でした。 大きなバイクに荷物満載で出かけて行きました。 朝飯は非常用?に買ったインスタントラーメンとソーセージ1本の寂しい食事でした。 ■ 奥飛騨から蓼科を抜けて帰宅 朝起きて今日は帰宅ですが、テント、寝袋を干してゆっくり出かけます。 ここから松本を抜けて高速で帰るのも少し前に走ったばかりなので今回は梓湖から木曽方面を選択しました。 県道26から木祖村へでる道はツーリングマップルでは道幅狭しと書いてありますが、実際はよく整備された道路でとても走りやすく田舎独特ののどかな風景が見られます。 高速の伊那ICから中央道へでて諏訪ICでおりて蓼科方面へ麦草峠を佐久まで走ります。 松本方面から群馬へ帰るにはいくつかの選択がありますが麦草峠は一番体力を使います。 沢山のカーブと標高の高いルートを通って佐久まで抜けるので景色も綺麗ですがそれ以上に帰る時には疲れる道ですね。 道も諏訪側から登りは結構整備されていますが佐久へ下りる道路は荒れていてコールタールですべる事もあるのでコーナーでは注意が必要になります。 雲空だったのですが雨も降らずに廻りの白樺の木も鮮やかでした。