私のバイク「BMW R1150R」ロードスターを紹介させて頂きます。 
免許が大型と中型に分かれた年、そしてヘルメットを被るのが義務化した年に16歳になりバイクの免許を取りバイクに乗りました。 その頃のBMWのイメージはとにかく「高そうで古くさくておじさんバイク」のイメージしかなかった私は、国産バイクしか頭になく、今こうしてBMWを乗っているのが不思議です。 とにかくBMWは人間の進化に合わせて一緒に考えられたメカニズムを与えたバイクです。

■ 購入動機について

  21歳以降に自分のバイクを持たないで、やっと自宅を持ち子供もそろそろ親と遊ばなくなってきたのを境に、もう一度、バイクをと思い、昔からオフローダーが好きで、250cc位のオフローダーを探し始めました。 
ところがある日に650のBMWのオフローダーを雑誌で知りました。 一目でこれが欲しい!と思い欲しくなりました。 
ところが私はなぜか同級生の早生まれは大型が16の時に取れていたのに私は11月生まれで大型の改正の日が10月1日なので着た免許中型でした。
だから乗れません。 そこで2005年の1月に大型免許を取得しました。 
教習所では750にのれて最高に面白かったです。 規定通りでパスしていよいよ、BMWディーラーに見に行きました。 
最初からF650GSしか頭に無かったのですが、なぜか車で行って最初に目に付いたのが大きくて独特のエンジンのこのR1150Rでした。
試しに、F650GSパリダカとR1150Rを乗ってみました。そこで独特なエンジンの特性をこのバイクで知りました。 F650は250単気筒の延長で変わらない印象があります。
それでたまたまこのR1150Rが走行7Kで、前購入を申し込んだ顧客がキャンセルの為、(実は車検時にトラックの荷台から吊っていたロープが切れて多少傷物になった為)通常価格より30万円位安く新古車で並んでいたのです。 
なんか運命を感じながらも今までこだわっていたオフローダーのF650GSを諦めて衝動買いしてしまいました。
今になると今回、ボクサーツインのこのバイクを買って良かったと思います。 その時にF650を買っていたら後悔していた事でしょう。

■ インプレッション

BMW R1150Rに惚れてしまった理由はやはり、BMWのメーカーの信頼性と安全性である。 
また、乗ると、この安定性に国産バイクとの大きな差があると思います。 何十年もボクサーエンジンが進化を続けている事を考えるとこの安定性はエンジンのせいかと思いますが、長く乗ってみるとこれは、バイク全体的なバランスが計算されている事が分かってきます。
よって、改造はノーマルのバランスをうまく壊さないようなところだけになってしまいます。 
性能的には国産バイクに比べると馬力、トルクにしても大した事がありません。 但し、使い勝手を考えると乗るうちに充分であると納得させてくれます。 
長く乗る事に調子が上がってくるバイクでもあります。 実際に1万キロを超えたあたりからギヤのつなぎがよくなった気がしますし、特に高速のエンジンの回り方がよくなったように感じます。 ディーラーでは3万キロからが一番面白いと言われます。
とにかくツーリングバイクであると言えばすべてが納得させられる仕様であります。  

良いところ 悪いところ
抜群な安定性
  低重心な為、バランスが良いのでたいへん楽です。
低速のトルクの無さ
  低速でトロトロ走るのはあまり向かない。 特にUターンは注意! 停まったら思い車重が圧し掛かって来てタチゴケの危険も。
信頼できる安全性
  ブレーキの利きは天下一品! コーナーの手前でも重い車体を確実に減速させて高速からも急停止できます。 ABSが付いているので雨の日も安心できます。 但し、低速時は注意。
車重の重さ
  エンジンを駆けていない時の重さは結構感じます。
 
中速から高速への加速感
  一番の魅力ですね。 高速走行は加速感がとても魅力です。
クラッチのつなぎの悪さ
  LOWからセカンドにあげる時に、1万キロ以上走っている今もスムーズにセカンドに入らない時が多いです。 ゆっくり動作すれば良いですがたまにカッコ悪い思いをします。
今はありませんが5千キロ位までは5速と6速の間でよくギア抜けを起こしました。
エンジン音
  私は意外にこのエンジン音が好きである。 発進・低即時がトロトロした単気筒みたいな音だが、中速から高速の電動モーターみたいな音が最高です。
メンテナンス費用の高さ
  さすが外車と思わされるような整備費用と部品代の高さです。
  ガソリンはハイオクのみでオイルは10〜50番と運行費用もかさみます。 また、BMWディーラーでしか点検作業ができない為、年間の費用が掛かります。
コーナリング性能
  とにかく大きなバイクなのに良く曲がります。 安定性が良くヒラヒラ回るので自分がうまくなったような錯覚に陥ります。 また、直進安定性も良いので走る性能は最高!
独特なテレレバーとパラレバーは感覚を変えてくれます。
ウィンカーのキャンセルスイッチ
  BMW独自のウインカーシステムは点けるときは良いのですがそれをキャンセルするときに、アクセルを開ける時の右手を使うので忘れたり加速に影響を与えることがあります。
BMWならではの装備
  安全製意外に、グリップヒーターの標準装備は最高です。 また、標準装備のアクセサリーソケットがあるので電熱ベストと組み合わせて冬のツーリングも難なくこなせます。
また、パニアが準標準みたいなもんでまさしく旅のバイクです。
  

■ 改造・オプシュン

◇ BMWおきまりパニアケース

 純正のパニアケースは便利です。 皆さん必ずつけます。 但し、標準品は大きくて(ヘルメットが入る)渋滞のする抜けで邪魔になる為に、道研製のパニアケースリッド(薄蓋)を点けています。 車体と同色の為、車体にマッチしてカッコイイです。

◇ リアキャリア

  リアの飾りみたいなあまり実用性のないキャリアです。
付けるとシートから流線型になりスポーティになります。
但し、実用性は無いので私はこの上にトップケース用ホルダーを付けてキャンプ道具類を載せています。
◇ フロントスクリーン

  ネイキットとはいえ、高速走行が多いこのマシンは体にあたる風を和らげないと辛いです。
そこで購入時は純正のミニスクリーンを付けていましたが、足りないので、Z-TECNIK社製のスクリーンを購入しました。 最初はこのショートタイプを購入して使っていましたが、途中にハイスクリーンも買ってみました。 ただ防風性能は良いのですがヘルメットの上の風切音が気になって、またこのショートタイプに変更しました。 
性能的には体に風があたるのが少なく、ヘルメットにはフルにあたってきます。 カッコも気に入っていますのでネイキットの良いところを考えると自分にとってベストな選択です。 

◇ チタンスリップオンマフラー

 最近手に入れたセブリング製のスリップオンチタン製マフラーです。 
装着してから直ぐに分かるようなトルクの厚みが感じられます。 
また、音の大きさはあまり変わりませんが低音が響いて気持ち良いです。 但し、若干、振動が増したように感じます。

◇ ハイシート&リアコンフォートシート

 日本仕様についているシートは780mmになります。 身長175cmの私は長く乗っているとお尻が痛くなるのと膝の曲がりが急なので疲れてきます。 
そこで820mmのハイシートに交換しました。 合わせて後ろに乗る人は居ませんがリアもコンフォートシートに変えてあります。

◇ シートカバー&トップケースホルダー

 キャンプ等で荷物を積む時には安定性を良くする為に、リアシートの変わりにシートカバーを付けます。 そしてリアキャリアの上にトップケースホルダー(なぜかトップケースは持っていない)を付けて上に大きなキャンプ用バックを付けます。 そうする事によって荷物低重心にさせます。 パニアと合わせてたくさんの荷物を積む事が出来ます。


◇ ハンドルカバー
 
 純正ではありませんがR1150GSからの流用品です。 多少の加工で取付できます。  付ける事によりグリップヒーターの利きもよくなり雨・風を防ぐ事ができます。


◇ シリンダープロテクション(エンジンガード)

  転倒、タチゴケの時にシリンダーにキズが付くのを守ってくれます。


◇ 購入時つけていたエンジンガード

  購入当初に付いてたH&Bのエンジンガードです。
半年後、バイクに慣れてきたので右のようなプロテクションに変えました。 ビックリしたのは変えてからです。 車体の重さが軽くなりバランスがよくなりました。
そう考えると初心者には逆にお勧めしません。


◇ サイクルアラーム

Angleさんのホームページ等で見つけたお守り代わりの防犯グッズです。 3000円前後と安いですが性能はそこそこ良いと思います。 電池駆動でも1年以上持って、振動が加わるとアラーム80DBでなるのです。
プロの盗難では気休めと思いますが付けていたほうが安心です。