R1200GSを買って2年立ち車検になりました。(実際は新古なので1年7ヶ月) そして、費用の面でも10万近い費用が予想され、尚且つバイク屋さんに預ける期間も長いと聞いていました。 そして、 以前より皆さんからユーザー車検の事を聞いていたので私も自分でやってみようと思い今回の体験記を書くきっかけになりました。 初めに断っておきますが、こちらは正規手続きを自分でやる事に意義があり、あくまでも「自己責任」でやる事を書いたものです。 そしてこれが出来るのも普段から定期点検を欠かさず行っていて、できればディーラーで作業している事が前提になります。 そして、実際に受けた結果、簡単でしかも費用も安く時間も掛からないと言う事です。 実際の時間は約1時間位です。 バイク屋さんにバイクを持っていく代わりに車検場に寄れば終ってしまいます。 今回は私の地元、群馬県の車検場の体験記を書いたものですが聞いた限り何処の車検場も一緒だと思います。 手順をもって説明させていただきます。 (2008年9月現在) ■ 準備(用意するもの) ● バイク (当たり前!) ● 車検証 ● 納税証明書 (5月位に支払った半券) ● 整備手帳(点検記録簿、できれば定期点検の整備場所(ディーラー等)の作業完了印が押してあるもの) ● 予約票(インターネットで事前予約したメール、電話予約は番号を覚えておけばよい) ● バインダー(書類を挟めるもの) ● 筆記用具(無ければ置いてある) ● 印鑑(三文判でよい) ● お金 ¥19,630 (検査登録印紙代 400、審査証紙代 1,300、重量税印紙代 3,800 検査申請書代 20) (自賠責保険 2年分 14,110 ) * 2012年9月現在 * 検査申請書、自動車検査票、自動車重量税納付書は上の支払いで用意できます。 ■ 事前予約 インターネットで予約できます。 国土交通省・自動車検査インターネット予約システム 午前、午後で1ラウンドと2ラウンドがあります。 空き状況を見て事前予約できます。 ■ 当日の手続きについて 予約で指定されている時間までに車検場へ行きます。 車検場は「 全国運輸支局等のご案内」から場所等検索できます。 ◇ 駐車場にバイクを停めたら先ずは、建物Bに行き、車検証を見せて継続検査の申請お願いますと言って必要な印紙と申請書を購入します。 そして他の保険屋さんで自賠責保険に加入していない場合は隣の窓口で購入します。 2年分購入で14,110円でした。 (注意:検査継続満了日までの有効期限分の保険が必要!) ◇ 書類は用意したバインダーに全て挟んで次は建物Aに行き納税証明書を出して軽自動車 証明書に確認印をもらいます。 ◇ そして建物@の左?へ行きこちらで申請書の記入を行います。 壁に記入例が沢山ありますがどれも普通車や廃車等の手続き例で二輪の継続例は無かったので書類を確認して自分の住所、名前、車体番号等を記入しておきます。申請書の記入の中に走行キロ数を書く所があるのでバイクからメモしていったほうがよいと思います。 確か100キロ未満は切り捨てだったと思います。 ◇ そして、全て車検受付窓口が同じ建物の右の方にあるので バインダーごと提出します。 この時に記入漏れや必要書類のチェックを受付者の方がチェックします。 私は記入漏れが1箇所あったのであとで記入しました。 また、整備手帳を見ながら日常点検が出来ているか聞かれました。 この時、整備手帳のディーラー印を見せてOKでした。 ちなみに私は1万キロ点検しかしていません。 2回の作業印のみでした。 整備した記録だけあればOKのようです。 (もしかしたら自分でしていますと言えばOKかも。) そして、この窓口でバイクを持って検査場@に入って下さいと言われます。 バインダーの手前に検査項目の書いてある検査票をセットして(受付で並べてもらえた) バイクに乗って検査場に向います。 ◇ 一番左が二輪の検査場になっているようです。 他の検査場所は普通車や大型でいっぱい並んでました。 二輪は少ないので検査員も掛け持ちみたいです。 行ったら直ぐに検査順になりました。 私の他にはハーレーが1台いました。 一緒に同時に検査になります。 ここで検査員の方に書類のバインダーを渡しますが「初めてのユーザー車検なんで宜しくお願いします」と言うと優しい検査員さんが一緒に付き添ってくれます。 最初は検査員の指示とおりブレーキ、ウインカーと指示通り動かします。 そして外観をチェックしながら多少の質問があると思います。 但し、私には初めてと言うのもあり余り質問はありませんでした。 特に古いバイクは車体番号の刻印場所やマフラーを交換した場合はその車検認定書を事前に用意してバインダーに挟んで置くのが必要です。 検査員の外観の検査が終るとエンジンを掛けてバイクに跨って白線に沿って検査場内へ入ります。 最初はマフラーから排気ガスの検査を行い次は前輪ブレーキ、後輪ブレーキの検査が行われます。 前方の指示板の通りブレーキを掛けます。 そしてもっとも多く検査を落ちるといわれる光軸測定になります。 この検査の間はずっとハイビームにして下さいと言われます。 ローとハイを同時に測定器で測っているんですね。 速度測定もあるみたいでしたがタイヤを乗せましたが何時計ったのか分からないくらいでした。 そして、いつの間にか検査が終りました。 検査員の方からバインダーを渡されてまた、建物@の6番窓口に提出してくださいとの事でした。 検査書には合格の印が押されていました。 ハーレーの人は光軸測定でなんども落ちていて自分で調整して何度か受けなおしていました。 今回はぶつけ本番で検査に向いましたが出来れば事前に光軸の角度を変えられるようにライトの調整できるようにして行ったほうが良いと思います。 また、古いバイクや自信のない方は車検場の周りにテスター屋さんが幾つかありますのでおそらく1000〜2000円位で事前測定してくれるのでお願いするのも手だと思います。 ◇ そしてまた@の建物の6番(更新・検査標章の交付窓口)へ検査票を提出します。 何を提出したか分かりませんがバインダーごと渡したと思います。 5分もしないうちに左のような新しい車検証とナンバーに張る検査標章が同じ窓口から渡されました。 そしてバイクに戻って新しい検査標章を貼り付けて車検の完了です。 最初にここに着いたのが8時半で9時半には既に終っていました。 あくまでも空いていたからかも知れませんがこの間の作業を振り返って 「ほんとにこれで車検完了なの? 費用もこれだけでいいの? 」と言ったなんともいえない疑問でした。 是非、皆さんもご自分で受けて見てください。 逆に時間の無い人や費用を安く上げたい人にはお勧めです。そして私はあくまでも自己責任でちゃんと普段からバイクの整備をちゃんとやられている人なら出来ると思います。